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1997年4月に行われた、消防科学研究所一般公開でのパンフレットの内容
●公開テーマ
*内容
★私からのコメント 左記の順に記載します。
1,●消防車両の展示と体験
*防災機動車等の最新の消防車両及び救助資器材等の展示、起震車等による体験コーナー
★ハイパーレスキューの重機搬送車、最新型救助車、等が展示されていま
した。最新型救助車に積載されている救助資器材の説明がありました。生き埋
めになった人を探す探査装置の説明では「長野県の災害に出場した時にも使
おうとしたが水を含んだ土砂では全く使えなかった」とのことでした。
2,●震災対策兼用簡易水槽の実演と展示
*大震災等により破断した水道管から漏水した水を初期消火用水などに貯水
できる簡易水槽の実演と展示
3,●多数傷病者救出用台車の実演と展示
*多数傷病者の発生した再会に際し、迅速かつ容易に救助可能な動力付き台車の
実演と展示
★隊員1名の操作により同時に2名の傷病者を階段でも安全に昇降できます。
現場までの搬送は普通ポンプ車のホースカー室を利用できるそうです。
4,●遠隔自動制御ポンプ車等の展示
*遠隔自動制御ポンプ車、遠隔自動制御二又分岐及び水流駆動式水中ポンプ
の展示
★遠隔自動制御ポンプ車、遠隔自動制御二又分岐は無線や伝令員を使わず
筒先で放水開始・圧力上げ・放水やめ等の操作ができるというもの。水流駆
動式水中ポンプはポンプ車と水利との落差が20mある場合など消防水利として
活用が困難な時に使われる。ポンプそのものを水中に沈め、そのポンプにポン
プ車から送水する。送水されたことにより水中のポンプが駆動して水が押し上げ
られる。ポンプの駆動用に送水された水と、ポンプから押し上げられた水はどち
らも地上のポンプ車の吸管につながっている。これにより落差20mの場合でポンプ車
から水中のポンプに5〜15kgf/cm2(250〜500リットル/min)で送水すると
、給水能力は800〜1000リットル/minになるとのことです。
5,●壁面昇降ロボット等の展示
*壁面昇降ロボット、消防用ゴンドラ及び昇降バケットなど高所建物火災対
応の消防設備の展示
6,●毒劇物災害
*毒劇物吸収マットの紹介と展示
7,●地震時の電気機器からの出火を防止する装置の展示
*地震を感知して、プラグを抜くコンセントの展示・実演
8,●一般家庭の火災による危険性
*カーテンなどの生活用品が燃焼した場合の燃焼状況及びガス発生経過の把
握についての燃焼実験方法の実演。防火材料の試験方法のパソコンによる紹介
9,●火災性状の研究
*火災実験や煙流動実験等のビデオ放映及び実験装置の展示
10,●新型火災報知システムの実演と展示
*燃焼音を捉えて警報を発する実用機の実演と展示
★火災時に発生する音のうち、私たちに聞こえない低い周波数の音には
、燃焼の拡大とともに音のエネルギー(強さ)を増す特性があり、その特性を
利用し火災を感知するとのことです。
11,●消防職員の機器等考案作品の展示
*平成8年度の消防機器等考案審査会における優秀作品の展示
12,●惨事ストレスに関する調査研究
*惨事ストレスの実態と各国消防機関の対応状況に関する調査研究結果の
パネル展示
13,●火災鑑定機器による分析
*鑑定物件及び火災鑑定で使用している各種分析機器の展示とビデオ放映
14,●個人装備品の研究開発
*新型防火衣の研究開発過程の展示及び模擬実験
15,●都民用防火・被服の研究開発
*都民用防火・被服の展示及び模擬実験
16,●隊員安全管理システムの研究開発
*隊員安全管理システムの試作機の展示
★消防隊員に発信器を持たせ隊員に異常があると、現場指揮本部の端
末に、異常表示がでるというもの。
17,●危険物判定・確認試験
*危険物判定・確認試験に用いる各種試験機器の展示と試験方法の紹介
18,●分析測定試験
*消防科学の研究及び開発等に関する規定に定める分析測定試験の紹介
19,●体力診断・運動処方の研究と身体測定体験
*コンピュータを用いた体力診断・運動処方実験結果のパネル展示。
*身長、体重及び肥満測定体験コーナー
20,●サイレン音の減衰装置の実演と実験
*救急車のサイレン音に指向性を持たせることによって車内に伝播する音
の減衰を図る試作機の実演と展示
★逆位相を利用して救急車内のサイレン音を85デシベルから65デシ
ベルまで減衰させるのを目標としているそうです。
21,●特異空間におけるか火災環境下の視覚装置の実演と展示
*濃煙等の不可視環境下でレーザー光を利用して物体を認識することので
きる視覚装置の実演と展示
以上がパンフレットの内容です。
ほかにも資料をもらってきたのでかきこみます。
●震災対応自動解放ドア
★大地震では壁の崩壊に伴いドア枠等が変形しドアが解放不能になり避難路が絶
たれた場合があった。究室が開発したものは、地震センサーが一定以上の地震を感知すると、まず
ドアロックとチェーンロックを解錠し、ドアロックが完全に解錠した後にドア開放装置が作動する仕組みにな
っているそうです。
●消火ロボット
★建物の高層化、深層化が進み、火災が発生した場合、濃煙熱気等により消防隊
員が建物内部へ進入する際の危険性が増大し、消防活動が困難な状況となっています。そのた
め、各種被害の極限防止を図るとともに、極限状態で活動する消防隊員の安全確保を図ること
を目的として、消防隊員の遠隔操作により建物内部に進入し、消火活動を行う消火ロボットを開発したと
のことです。
特徴
(1)800度で3分,400度で30分以上の耐熱能力を備えている。
消火ホースも耐熱性の高い濡れホースを使っている。
(2)消防隊が使用しているフォグガンと同等の毎分200リットル以上の放水
が可能。
(3)一般的な耐火建物を想定し、約35度の階段昇降が可能。
(4)建築基準法に定める最小幅のドア(幅75cm)を通過できる大きさです。
(5)ヘッド・マウント。ディスプレイを装着する事により、立体映像を見なが
らロボットの操作を行うことができます。又、濃煙内でも活動できるように、赤外線式の濃煙内撮像装置を
装備しています。
〔1997年研究所一般公開〕
〔1997年研究所一般公開〕